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青の車体に魅せられて

4分の停車時間には浪漫がありました

新しい旅の幕明け!欧風客車サロンエクスプレス東京②

 ★スケールモデルを斬る

 前回、編成全体としての統一感という話をしました。14系はBトレとして発売していますが、あえて斬っていきます。
 製品が出ている以上、限りなくそれと同じ窓配置にしなければおかしいです。
 それから6㎝に収めることも忘れてはなりません。

 
 ●中間車のショーティー化
  InkedIMG_20190718_190815_LI.jpg
 こちらが斬って接着した状態のボディを、製品やスケールモデルと比較した写真になります。
 一見シンプルに見える14系も、斬るとなると厄介なものでした。全部で4ピースの構成です。
 Bトレは設計の段階でバランスよく6㎝に収めるため、客窓の支柱を縮めていました。
 これを同じように再現しようとすれば、とんでもない労力となります。
 この部分をBトレと合わせることは諦め、代わりに余裕のあるトイレ・洗面台付近を短くしました。
 こうしてみると、扉が斬ったもののほうが若干外側にあるのが分かります。
 切断位置の都合で消えてしまったステップはプラ棒を接着し、蘇生し直しています。

 また、サロンエクスプレスを作るにあたって再現したかった部分があります。それが小さい客窓が2個連なったところです。
 後年のゆとりは片方が埋められていたため、両車の大きな違いとなります。それから、原型の14系でこのような窓は無く、改造時に生まれた特徴であるとなれば、なんとしてもやりたかったのです。
 なお、元の客窓よりも小さい客窓2個の横幅が若干長いため、元デッキの部分に食い込んでしまっています。が、これは無視できる範囲でしょう。
 これで前回の②で書いた項目もクリアです。

 ●展望車のショーティー化
 IMG_20190718_190342.jpg
  2ピースでも6㎝になりますが、あえて3ピースとしています。理由としまして、
 
 ・スロフならではのエンジンルーバーを再現するため
 ・7号車はカウンターがあるため、窓が大きく埋められている部分がある

 Bトレのスハフはエンジンルーバーが再現されています。ここも仕様を合わせたかったのです。

 ★ディティールアップをする
 毎度お馴染み、精密化に移ります。
 
 中間車メニュー
 ・貫通扉交換
 ・手すり交換
 ・幌吊具・幌枠・ステップの取り付け
 ・サボ受けの取り付け
 
 IMG_20190727_113432.jpg
 (写真が見苦しくて申し訳ないです)

 製品の貫通扉は、プラ製の幌を取り付けて初めて成り立つような造りになっています。
 今回はプラ製の幌は使わないことから、元の扉をぶち抜いてエッチングパーツに交換します。
 写真では扉のぶち抜きが終わり、手すり等のモールドの削除が終わったところです。
 ちなみに、手すりの穴の位置決めは、モールドを彫刻刀で大雑把に削る→穴開け→モールドを完全に削除する。というポピュラーなやり方をとっています。

 IMG_20191206_021240.jpg
 貫通扉はトレジャータウンの国電用を使用しましたが、若干窓の幅が広いため、イメージと少し異なってしまうのが残念です。
 客車用のズバリなものを出してくれると嬉しいのですが…。
 なお、このときに2号車と3号車のトイレ側の扉は嵌め込みません。種車に扉が設置されてなかったからです。
 実車の写真がないので確かなことは言えませんが、増設されたとは考えにくいでしょう。
 幌枠は北斗星用のものを、吊り具やステップはキハ183のものを使用しています。同様にトレジャータウンです。
 手摺は1.2ミリ幅です。
 加工は殆んどが妻板でした。サボ受けは削ってしまったのを組成するために貼り直しています。

 展望車メニュー
 ・貫通扉設置
 ・幌枠の取り付け
 ・サボ受けの取り付け
 ・エアホースのコック取り付け
 ・ワイパーの取り付け
 ・ジャンパ台座の製作
 
 IMG_20190818_115102.jpg
 こちらが製品の展望車、車掌室側です。なんとびっくり、扉が無いじゃないですか笑
 中間車同様、プラ製の幌を取り付けることを前提としたためか、掘りすらないのが逆に清々しいですね。
 一応、愛称幕らしきモールドはありますが…それにしてもひどいです。これはかっこよくしてあげたいです。

 IMG_20190818_155640.jpg
 ということで、北斗星用の扉を取り付けます。元々オハネフ25用ですが、設計は殆んど一緒のように見えたので流用しました。
 曲線状にくりぬく必要があったため、ピンバイスを使って大まかに穴を開けた後、丸棒のやすりと紙やすりを使って現物合わせで調整しました。

 IMG_20191212_123134.jpg
 ジャンパ栓の取り付けです。スロフ(スハフ)は、後退した面であるため、ジャンパ栓に台座が取り付けられています。
 台座の表現にはプラ角棒を使用します。
 初めから切り出すのではなく、先にジャンパ栓が入るようにピンバイスで穴を開けます。
 それが入るのを確認したら、適切な大きさに切り出します。問題がないようでしたら、ジャンパ栓と台座を先に固定します。
 乾燥させた後、ボディと台座を固定させるという流れになります。
 ジャンパ栓はKATOのASSYを使用しています。

 エアホースのコックやワイパーは塗装後に取り付けます。

 こうしてボディが完成しました。
 次は屋根と床下のお話です。
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  1. 2020/02/15(土) 00:41:57|
  2. Bトレ・国鉄/JR
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温泉旅行と美味しいもの食べながら生きてます。Bトレサークル、GRAND CHARIOT所属。

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