●現役最後の鋼製車。小田急8057×4R(2003年冬頃)
1982年に登場した通勤型車両です。伝統的な正面貫通扉、手すり、戸袋窓等は継承しつつも、一体窓のような前面はまさにかっこいい小田急の通勤車といったところでしょうか(主観)
6両編成と4両編成が製造され、当時はまだ残っていた中型車とも手を繋ぎ、混雑の激しい小田急の通勤輸送を担っていきました。
編成ごとによる細かな差異はないと思われます。
2000年代に入ってからは更新工事が行われます。ただ、その更新工事も長期に渡ったため、編成によって施工内容が変わってきているのが特徴です。Bトレにした時の外見的変化は行先表示機のLED化、6両編成のうち、中間車1両のパンタ撤去(一部を除く)、スカート交換といったところがメインになると思われます。
今回はそんな8000系の未更新時代、つまり比較的原型に近かった2003年冬頃の編成をモデルに製作してみました。
●Bトレの8000系
製品は過去に二度発売しており、一度目は9000とボディを共通化しての登場。二度目は完全新規設計で登場しました。仕様的には更新後です。今回は二度目の完全新規のものをベースに加工していきます。
●ボディの再塗装

小田急の青帯は難しく、人によって見え方や感じ方が違います。製品の青帯は私からすると、どう見ても現在の4000形等に使われているインペリアルブルーにしか見えず…笑
上が製品の側面で下が塗り替えたものです。青みが強すぎるので再塗装することにしました。
ベースのアイボリーは、ガイアのピュアホワイトにサンシャインイエローを適量混ぜたものを、青帯はクロスポイントのロイヤルブルーを使いました。
靴摺りや窓枠はマスキングして銀を塗装しました。
●前面

手すりはボナのものを使用しました。ワイパーはモールドがしっかりしていたので、そのままです。銀に塗っています。
未更新車は急行灯がありますので、8000系の初版品からステッカーを持ってきました。
方向幕は黒地でローマ字が入った姿のもので、鳳のものを使っています。
スカートは1000形からもってきましたが、もう少しリアルにしたいところです。
小田原方は6両編成と繋ぐためにSHGブロックを取り付けていますが、新宿方は常に露出することから見栄え重視でTNカプラーを取り付けました。
●側面

車側灯の形状が更新した際に変わり、Bトレもその姿を再現しています。これを元の姿に戻すために、トレジャータウンのパーツを使ってみました。
そのほかの、ナンバーや号車札などをインレタで表現することで華やかにしています。
●妻面と屋根

前面同様、ボナのパーツを使って手すりを交換しました。
貫通扉の色はちょっと自信ないです…。
それにしてもBトレにしてはこの妻板、非常によくできてると思います。
屋根上の新宿方の手すりが製品には存在しないので、新たに植えています。
また、明るいグレーで再塗装しています。
●まとめ

大量に積んでる8000をようやく1箱消費しました…。
元が良い製品なだけに、再塗装で汚くなってしまったのが反省点です。
妻板も引き戸の取っ手を取り付けたいのですが、形が特殊なので自作しかなさそうですね。
今後は未更新の6連を作ったりブツの8連をやりたいなぁと思いつつ、本日はこのあたりで失礼したいと思います。
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- 2017/10/22(日) 10:26:08|
- Bトレ・私鉄
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> tkinfoさま
初めまして!この度はサークルHP、並びに当ブログへお越しくださりありがとうございます。
そのような勿体無きお言葉をいただけるとは嬉しい限りです。
私自身も以前からtkinfoさまの作品は誌面やHPで拝見させていただいておりました。
実車の雰囲気を掴む、非常にかっこいい作品達に勝手ながら惚れ惚れしています。
妻面の足場はリアルになるとともに、光に当てたときに影ができるのが好きなポイントで、最近製作する車両達の標準加工になりつつあります。
こちらこそ、今後とも宜しくお願いいたします。
- 2017/10/29(日) 19:58:20 |
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- たくっち #-
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tkinfoと申します。貴サークルのサイトから訪問させていただきました。Bトレインで妻面の足場まで再現されているとは!!たまにバンダイが外してくれる色合いへのこだわりも凄いです。今後ともよろしくお願いします。
- 2017/10/29(日) 09:39:41 |
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- tkinfo #-
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