前回からまた間が空いてしまいました。ブログは自分の備忘録的な部分もあるのですが、既に製作をしていた時期から半年近く空いており、今回書き起こす部分についても記憶が曖昧になりつつあります。
拙い文章で綴っていきますが、もう少しお付き合いください。
★屋根の製作

Bトレの屋根を転用することも考えましたが、そもそも肩のRと車幅が違いました。
もっとも、屋根が余るような形式でもないですから、製品を斬り継いで作るのが規定路線ではありました。
写真は長さの調整も終えて、やすりがけも終えたところです。
元々あったクーラー台座やベンチレーターは、位置関係から殆ど活かすことが出来ず、撤去の上、プラ板で穴を埋めています。

こちらは上からBトレ、KATO、斬った物と並べたものです。
Bトレはクーラーの設置間隔が、実車よりも狭くなっています。
疑問なのは同じAU13系列クーラーを積んでいる12系は、中間車でも2個積みで、実車と同じような間隔なことです。
これとは前に発売されたキハ58に至っては、水タンクがあって窮屈なのにも関わらず、3個積んでいます。
恐らくバンダイサイドは深く考えずに設計したんだと思いますが、細かいユーザーからすればどんな意図でこうしたのかが見えなくなってくるので困るところではありますね。
似たような話では、新系列の223系なんかは分散クーラーで1個積みが基本なのに対し、225系はパンタグラフ無し車は2個積みに増えているとか…。
このクーラーの数とか大きさに関して細かく追求すると、それだけで記事が書けてしまいそうなのでここはこれくらいにしておきます。
話を戻しまして、今回はあくまでもBトレに準拠することを目指していますので、わざわざクーラーの設置間隔を狭めて3個積み対応にします。それで屋根をツライチにしていたわけです。
●クーラー台座の製作

クーラーはちょこっと浮いてるのがチャームポイントですので、それを再現していきます。
今回は大量に余剰となってしまった、元のクーラー台座を活かします。
ハイパーカットソーで台座を斬り出して転用するのです。

斬り出した台座です。ヤスリで調整してなんとなく平面が出ればOKです。
面倒な作業ではありますが、自作するよりかは楽…なんだと思います。

台座はBトレの屋根を参考に設置位置を決めます。ベンチレーターを取り付ける穴も開けておきます。
●排気筒の加工

加工というほどのものでもありませんが、元のモールドにピンバイスで穴を開けて棒から筒にします。
これだけでもイメージが変わります。
★床板の製作

いつもですとBトレの床板を取り付けるのですが、今回は斬り継ぎ箇所が多く、床板取り付け用のツメが設置出来ませんでした。
そこで元の床板を使うことにしました。長さに合わせて短縮した後、裏打ちしてあるボディに干渉しないよう一部を削ります。そのため、7両あって7両それぞれ違う形の床板になりました。
写真ではプラ棒を取り付けているのが分かるかと思います。これは車体にぴったり嵌まるためのスペーサーですね。
結局使い勝手が悪そうだったので、他の車両はボディ側に取り付けました。

台車は悩んだ末、KATO小型台車にグレードダウンさせます(笑)
元の床板は台車をネジ留めするような構造になっていますので、それを小型台車のようにパチンと嵌めるだけのように加工します。
台車に向けて凸部分があったので、それをニッパー等で削り、平らにします。
そのままの穴だと台車が嵌まらなかったり、回転が悪いので、丸棒やすりを使い現物合わせで調整します。
これでBトレと同じ構造になります。
●床下機器の取り付け
小型台車を取り付けると、真ん中がスカスカにります。
床板の機器類も余って勿体ないので使ってみることにします。

こちらが切り出した床下機器です。
KATOの床下、これは12系のものを流用しているらしく、実車とは全くといってもいいほど違いました。(それにしても適当な気がします)
余剰品を使う予定が思わぬ落とし穴に…。
写真や資料本を比較しまして、ジャンクボックスから他の客車の床下機器をもぎ取ってきました。

取り付け状態です。
供給空気タンクは製品のが使えたので、中間車のうち3両に採用しています。
残りの2両は水揚箱を中心とした部分、蓄電池箱を中心とした部分としました。位置関係は大方間違っていない筈です。
スロフは発電エンジンを取り付けたかったのですがどう頑張っても入らず。燃料タンクを取り付けましたがこれも形状が違うようです。
それにしてもこんな状態だと今のスケールユーザーだと納得できないでしょうね。
スーパーエクスプレスレインボーは床下を新規で作って再販しましたが、それもそうだなと。
都合の悪いところが省略できるBトレはいいもんですね(笑)
●スロフにジャンパ栓類を取り付ける
付属のものは形状に納得できなかったので、オハネフ24 ジャンパ栓Bを用意しました。
そのまま床板に取り付けると位置が下になりすぎてダサいので部品をバラします。

接着は床板の上側にします。こうすることでボディにより密接した位置になるため、実車の雰囲気に近づきます。
接着面積が小さいのが不安ですが、今のところは問題ありません。
次回はいよいよ完成です。
製作にあたり参考にした文献
・ネコパブリッシング 鉄道車輌ガイドvol.28 14系客車
・イカロス出版 国鉄型車両の系譜シリーズ 07 形式14系
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- 2020/03/05(木) 19:28:51|
- Bトレ・国鉄/JR
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