
●峠のシェルパ。伝説となる
横川~軽井沢間、66.7‰の急勾配を克服するため、専用の電気機関車として登場したのがEF63(以下ロクサン)です。
その特殊すぎる性能やかっこよすぎる外観、模型ファンの視点で見ると細かい差異が車両ごとにあって非常に人気のある機関車です。
二年ほど前に、サークルの年会に合わせて14号機と15号機を竣工させて以来のロクサン製作になります。
当時より丁寧に、そしてかっこよくが今回の目標です。
①ボディの一体化

ロクサンを作る上で定番とも言えるのがこの一体化の加工です。
今回はバンダイの四軸動力をしっかり固定できるようにするため、予め箱にして、その状態から瞬着を盛り削っています。
ツライチ化した元分割線にまたがるように、区名札や協調無線機器の箱を取り付けます。
水切りは当然作り直しです。この切れ目の処理に違いが出るのがロクサンの特徴です。
18と19号機は兄弟機のため、水切りの処理の仕方はまったく一緒です。垂れ下がってそのまま切れます。
製品の処理の仕方に似ていると思います。
②お面・スカートの加工

(軽井沢方:2エンド)
ロクサンは大きく三回に渡って製造されました。
18と19号機は二次車と呼ばれるグループになります。
このロットの差はテールライトの形で見極めるのが一番簡単です。
二次車はツバが少し大きい形です。これを的確に再現するために銀河モデルのパーツに交換しました。
最近ではトレジャータウンからも似たようなパーツが発売されたので、試してみる価値はあるかと。
他にはワイパーとデフロスター、末期の特徴である無線アンテナを取り付けました。
製品でもアンテナ付きは発売されていますが、金型の構造上、ボディと一体で非常にかっこ悪いです。
今回のように別パーツ化したいと前から思っていたので形にできてよかったです。
ジャンパ周りは宮沢模型や銀河モデルのパーツを組み合わせ今回も形にしました。繋ぎ方も実車を参考にしています。
スカートはBトレをベースにKATOのパーツを使った部分もあります。

(横川方:1エンド)
ジャンパがない分すっきりとした面構えです。末期の特徴であるヘッドマークステーと台座を取り付けています。
これは2エンド方にも言えることですが、手すりを交換しています。
どこを交換するかというのが毎回決まっておらず、出場するたびに違う状態になっている我が家です(汗)
今回は前面の手すりは交換し、側面の乗務員室扉横の手すりの交換は省略しました。省略理由は管理が大変だったからです。
今後は今回の形で統一していこうと思います。
ちなみに手すりですが、最初はタヴァサのものを使用するつもりだったのですが、製作開始時に紛失したことに気づき、結局すべて自分で曲げてつくりました(完成後に結局出てきましたが)
なので雑というか汚い部分ができてしまいました。今回の反省点です。
③屋根上

お面の上の手すりは正面から見たときに目立つので交換しました。
それ以外は塗り分けし直して落ち着いた感じにしています。
パンタグラフはTOMIXのものを塗装した上で載せました。
信号炎管とホイッスルもモールドが大人しかったので交換しました。
④結び

細かいことを言うと、例えば蓄電池の水切りは形が違うから作り分けなければいけなかったり、乗務員室扉の取っ手部分の形が車両ごとに違うとか、実は作りわけができる部分はたくさんあります。
時間の制約という点で妥協した部分と、自分の技量が追いついてないという点から今回の加工内容で落ち着きました。
手すりを一箇所、盛大にやらかしてしまったのが心残りです。もっと完璧なものを仕上げていきたいですね。
以下どうでもいい余談。
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- 2017/09/04(月) 22:42:25|
- Bトレ・国鉄/JR
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