
●何故か惹かれる北の地
この感情は私だけなのか、それとも共感してくださる人がいるのか…。冬になると北を目指したくなるのです。
別に雪をただ見るだけなら東北に行くなり山陰に行くなり行く当てははどこでもあります。
しかし、どうしても北を目指したくなるのです。それも北海道へ…。この時期、私は渡道したいと毎年叫んでおります。
今年は行けるかな…。
●最北の特別急行
よくわからない前置きを書いてしまいましたが、今回の記事は札幌と稚内を結ぶ「サロベツ」になります。
2000年台前半にそれまでのキハ400系列の急行から格上げされ、キハ183による運転となっております。
2017年春のダイヤ改正で運行区間が旭川から稚内へと短縮され、車両もキハ261に変更となるようですね。
私がただただ、「北を目指したい。最北の地へ、この足で踏み入れたい」という意味不明すぎる理由で去年友人と乗った列車も思い出のものとなるようです。
●製作のベース

キハ183はBトレで製品化されていないため、Nゲージから作る必要があります。
今回は昨年の夏に満を持して?発売されたトミックスのキハ183-500をベースに製作していきました。
●1号車 キハ183-1503

サロベツ連結用に改造されたグループの車両です。
500番台の中でも1501~はトイレが無く、電源装置のみを積んでいる先頭車でした。
サロベツ組み込みにあたって、長距離列車であるのにも関わらずトイレがないのはまずいと判断されたのでしょう。
デッキ側にトイレと洗面台が設置されました。これに伴って方向幕の位置がずらされています。この方向幕、両側面で微妙に位置が違うのが特徴です。
車内は座席の交換とシートピッチの拡大、コンセlントを設置しています。
スーパー宗谷と乗り比べをした私の感想としては、この車のほうが居心地としては非常に良かったですね。

屋根に目を向けるとベンチレーターが撤去されています。
550番台とは違う特徴的な屋根も、今回のトミックス製品化で手軽に手元における存在となりましたね。
クーラー本体は短縮。ランボートは製品のもを生かすために切り継ぎ短縮しています。
それから排気筒を製作。金属を扱うのは嫌だったのでプラの丸棒に穴開けして設置。
ほかにもホイッスルや信号炎管を取り付けています。
●2号車 キハ182-502

コチラの車両もサロベツ向けに車内に手を入れられている車両です。

外見の特徴としては洗面所窓が埋められ、点検蓋が撤去されていることでしょうか。
ベースのトミックスは原型仕様のため、斬って加工した際に埋めました。
他にも全車共通の加工として、前面や妻板の手すりをトレジャーのものに交換しています。
車番は国鉄フォントなのですが、クリアがけに失敗して滲んでしまったのが心残りです。

妻板の貫通扉、サロベツ向けの車は窓があるものに交換されているようでしたのでピンバイスでドリって穴開け。
ドアノブもそれっぽく取り付けました。ドアレールはいろいろ考えて未取り付けなのですが少し寂しいですね。
窓ガラスもはめこんでいい感じではあるのですが。
●3号車 キハ183-1504

比較的原型を留めている車です。1503と違ってトイレが増設されていないので窓もしっかりあります。
前面横のHETロゴはキッチンのものを仕様。ここまでインレタでレタリングするのは初めてで非常に緊張しましたが、綺麗に転写できたのでよかったです。

屋根は製品だと前面との塗りわけがVラインなので瞬着モリモリしてヤスリがけ。
1503と違ってベンチレーターが残っています。

正面は貫通扉が交換されているため、手すり同様にトレジャーのパーツに交換。
渡り板は下ろした状態を再現しました。
ホロは製品のものがいい感じの具合なので色入れしてそれっぽくして取り付ける予定です。
●塗装について
ずっと缶スプレーに頼っていた私でしたが、今回初めてイージーペインターを導入。
調色に初挑戦しましたが中々難しいですね…。
この車を印象付ける青は、最近の褪色した苗穂ブルーを再現したつもりでしたが水色に寄りすぎてしまいました。
外で撮影するといい感じになるんですが…本当に色は不思議です。
●反省
手すりを交換することを本格的に始めた一年前、キハ27ミッドナイト。このときに比べたら場数をこなしたこともありだいぶ綺麗に植えられるようになってきたと思います。
大きく窓埋めをした1503も表面自体はかなりいいところまでいけたんじゃないかなと。
あとは調色の技術、インレタの正確な転写、それから綺麗にNの車体を切断することで、無理な負担をかけないこと。
雨どいが綺麗に繋がっていなかったり乱れというのはすごい悔やまれますね。
まだまだ精進していかなければいけない部分がありますが、だからこそがんばれるのではないかなぁと思います。
●思い出を形に残すこと
今回は私が乗った去年2月のときの編成を再現しました。
その後、1504はネットの情報によると函館へ転属。サロベツ自体もこのように500番台で統一された美しい編成ではなく、スラントが入ってしまう頭でっかちなものに変わってしまったようです。
私の中でサロベツは500番台。比較的短い編成でトコトコ走る特急というイメージが強いのです。
だからこそ、今回もそのイメージを模型に投影した形になります。
実車で見ることはできなくなっても、模型ではいつまでも走らせたいです。
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最後まで根気良く読み続けてくださった方、本当にありがとうございます(笑)
さてこの度、私の所属するサークル、
公式HPが暫定的ではありますがスタートしました。
もともと何で無かったんだと言われると、それには深い理由がありますが(ゴニョゴニョ
メンバーの技術力もアホみたいに進歩してますので、フラッと立ち寄っていただければ幸いです。
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- 2017/01/14(土) 22:00:43|
- Bトレ・国鉄/JR
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皆さま、あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
一応2016年のまとめのようなものを記事にするつもりだったのですが、仕事やら運転会の準備やらで忙しく、結局書けませんでした(汗)
今年も忙しい1年になりそうですが、時間を上手く活用してお気に入りの列車達を製作していくつもりです。
何といってもヨコカル廃止20年目ですからね…。想いが強い分、丁寧な工作をしていきたいなと思います。
さて、先日のことになりますが、サークル恒例の合宿に行ってきました。
●想いのこもった車両を並べる

メンバーが魂をこめて作った車両たちを並べる瞬間。胸があつくなり、感動を覚えます。
完成度の高い作品を見ると、「私も作りたい」という感情になりますよね。
自分の好きな車両、思い出の車両をいつまでも手元に残しておきたいという気持ち。作品に反映されているのかなぁと思いますね。
●新ネタ。サイハテの地へと誘うDC特急

札幌と稚内を結ぶ「サロベツ」を製作しました。
キハ183は製品化されていないため、昨年発売されたトミックスの500番台を種車に斬りました。
詳細については、後日記事にまとめたいと思います。
今回も全員参加!…とはいきませんでしたが、参加したメンバーのほとんどは新作を持ち込んでいました。
詳細については個人のブログが更新されると思うので、ソチラに投げたいと思います(笑)
それでは皆さま、改めて本年もよろしくお願いいたします。
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- 2017/01/08(日) 23:14:29|
- GRAND CHARIOT活動記録
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