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青の車体に魅せられて

4分の停車時間には浪漫がありました

小田急1000形ワイドドア(1751×6R 2003年冬ver)

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 混雑緩和を目的に登場したのが1000形通称ワイドドア車です。
 ラッシュ時の乗り降りする時間を短縮するためにドアの幅を広くしてしまおうという発想の元作られたグループで、その幅は脅威の2M(先頭車の乗務員扉後ろと中間改造車は1.5M)となっています。
 6連の1700形と4連の1500形がいましたが、2000年代に入ると運用見直し?の影響か4連は編成を組みなおされ、不足する中間車を先頭車から改造して新たに6連を仕立てました。ということで現在はすべて6連のみとなっています。
 この頃にはドア付近に改造が施され、現在は2Mのドアが威力を発揮することはなくなり、後年登場した2000形と同じ1.6Mしか開きません。そのため、ドアが開いてるにも関わらず、外から見るとドアが全て引き込まれることは無く、一部が見えている変態状態です。
 また、先述したとおり不足する中間車を先頭車から改造していますが、これも中々頭のおかしな改造をしたため、こちらも見た目上かなり目立ちます。
 最近になって1000形の10両貫通編成が出てきましたが、これの改造に負けず劣らずといったところです(笑)
 
 Bトレ界において小田急はかなりのラインナップが出ていますが、このワイドドアは未だに製品化されておりません。今の小田急を再現するには欠かせない車両。今回はピンポイントな時代に合わせて製作しました。

 ●改造のベース
 唯一製品化をしているGMの板キットの側面を利用しています。数年前に秋葉原店で側面だけが特価品として安く売られていたのを使用しました。今思えばもっと大量に買い込んで、あと2編成は作りたかったです。今更嘆いても仕方がないので、市場在庫があるうちにトータルキットを買ってしまおうか…迷いどころではあります笑

 話が少し逸れてしまいましたが、今回の改造で心がけたのはBトレの構造とパーツを生かしながら車両を箱にしていくこと。
 なので、側面以外のパーツは一部を除きBトレのものを流用しています。

 ●先頭車
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 ごめんなさい。どう頑張っても6㎝になりませんでした!
 実際にBトレの1000も6㎝じゃないので自分の中ではOKにしました。というかこれ以上短くするのは本当に無理ですね。
 普通に斬ると長すぎるため、これでも乗務員扉と1枚目の扉の間を詰めています。
 前面は手すりをGMのエッチング製に交換しています。ライトケースの部分はダークグレーを流し込むことで製品のおもちゃっぽさを無くしています。
 
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 足元に目を向けますと、今回プロトにした1751Fはテクノインスペクターの伴走車であるため、スカートに電源供給の欠き取りがあります。製品には付属してないので加工して再現しています。また、TNカプラーに交換。新宿方は他の編成と連結するためBトレのSHGブロックを取り付け、ドローバーで連結しています(爆)
 
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 新宿寄り先頭車の屋根には手すりがないため、モールドを撤去してビード風にしています。
 丁寧な工作をしたいですが難しいですね。。

 ●中間車
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 Bトレの1000形は妻板にある雨どいが側面側で再現されています。板キットをそのまま斬るとこの部分が再現されず、雨が降ったらそのまま垂れ流しの状態になってしまうため、エバーグリーンのプラ棒を貼り付けて雨樋に見立てています。先頭車も同様の工作をしています。
 中間車は納まりよく6㎝になるので気持ちがいいですね。
 ちなみに台車はGM小田急FSにし、バンダイ四軸動力に交換しました。そのままだと連結間隔がアホになるので、カプラーポケットを弄って長さを調整し、カトカプにしています。私は長いこと見慣れたことや安価なのを理由にKATO小型を足回りに使用していたのですが、貸レでしっかり走ってくれないことが多くありました。方や四軸派のメンバーはストレス無く走らせており、「四軸はイイゾ」とのことで今回の整備をきっかけに交換しました。
 なのでこの姿で走らせたことはまだないんですよね。早く走らせにいきたいです。

 ●妻板
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 手すりはBONAに交換。ワイドは妻窓に縁がついていますが、その部分の再現は見送りました。
 最初は製品のままだったのですが、ゴツいモールドが気に食わなかったので交換してしまいました(笑)
 逆に配管はこれくらいしっかりしてくれているほうがうれしいですね。

 ●時代設定の理由

 単純にこの頃の小田急が面白かった…ということなんですが、特徴をあげてみますと
 ・種別に英字が入り始めた
 ・シンパ交換が進む
 ・ドアの注意表記が青
 ・行き先に「江ノ島」などが残る
 ・最新鋭の3000形から、古いのは2600形までいる
 ・テクノインスペクター登場
 ・湘南急行が走っている
 ザッと挙げるとこんな感じなんです。
 とにかく色々弄くりまわしてた頃なので、特定の編成を追っていくと楽しいものです。
 今回製作をした1751F2003年冬仕様の特徴は、上記の影響をかなりうけており、
 ・テクノ対応スカートに改造
 ・パンタは菱形(但し2004年の春頃にはシンパに交換されているのを確認済み)
 ・種別は大好きな湘南急行(これも運用に入っているのを確認済み)
 パンタグラフが交換された関係で、テクノスカート&菱形パンタの組み合わせは数ヶ月のみだったものと思われます。
 
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 以上、ワイドドアの紹介でした。
 種車はたくさんあるので、今後も定期的にOERの車は作っていこうと思います。
 次回は何が出てくるでしょうか。
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  1. 2016/11/07(月) 22:54:56|
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温泉旅行と美味しいもの食べながら生きてます。Bトレサークル、GRAND CHARIOT所属。

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