皆様、あけましておめでとうございます。
今年もまた忙しい年になると思われます。空いた時間を見つけて、欲しいものを作り続けていけたらと思います。
新年一作目は、去年の忘年会で初披露となった車両です。…粗しかないですよ?笑

1988年の夏より、函館と札幌を結ぶ夜行快速として運行を開始しました。
北海道の厳しい気候でも耐えられるよう設計されたキハ58の酷寒地タイプ、キハ56グループ(デビューはキハ58より早い)のキハ27を改造しています。
おなじみ国鉄色から専用カラーに変更となり、車内も座席を交換したドリームカー(500番台)やカーペットカー(550番台)となりました。
格安で乗れるということで人気が高まり、登場時は2両編成でしたが後にカーペットカーを増備し、基本編成が3両となりました。
繁忙期には未改造のキハ56や、ジョイフルトレインくつろぎ、キハ400のお座敷車等、さまざまな車両を連結したのも特徴です。
趣味的に見ても非常に面白い列車でしたが、2000年に老朽化のためキハ183に置き換えられて運用離脱。翌年に廃車になったようです。
このミッドナイトは、私が幼少の頃に見ていた夜行列車特集のビデオに収録されており、当時から印象に残っていた列車でした。
外見と列車名、その全てにおいてかっこよく目に映ったのです。
時は流れて去年の秋口。不幸は一本の電話から始まりました。
「ミッドナイト作ろう!」
これほど恐ろしい電話は久々でしたね(笑)
元々メンバーとは、ミッドナイトは作ることができない(裾絞りの関係等)話をしていたのですが…脅されて作るはめになりました。結果的に楽しく、そして課題を見つけられた作品になりましたがね(苦笑)
ということで、前置きが長くなりましたが、車両紹介のほうに進みたいと思います。
●前面
ミッドナイト用キハ27最大の特徴は、種車が200番台であったということです。
後年になって登場したグループで、そのポイントは正面の運転台の窓が、平窓からパノラミックウィンドウに変更された点です。
内地向けも含めて、実はカラバリもたくさんあるこのタイプですが、Bトレでは製品化されていません。
そこで、パノラミックウィンドウを採用し、Bトレで製品化もされたキハ65の前面を使用することにました。
この時、前面のステップとジャンパ栓の位置を車両ごとに作り分けたほか、タイフォンを寒地型にしています。
また、551と553は貫通扉の窓が小さいタイプとなっているため、それに該当するトレジャーのパーツを上から貼り付けています。
運転席窓下のグラデーションは500番台と550番台で幅が違うのがポイントです。これも時期によって違いがあります。
●側面

酷寒地車の特徴としてあげられるのが二重窓です。内地向けより天地方向が狭められた窓はとてもカッコいいと思います。
今回はキハ58を種車としているため、全ての車両において窓を小さくする加工を行いました。
また、パノラミックウィンドウ車は助手席側の乗務員扉の位置が前よりにずれているため、キハ65と切り継ぎ実車同様の位置にしています。
洗面所の窓を細長いタイプにした他、ステップも地味に延長しているのですがまったく気づかれませんね(笑)
車両ごとに見てみると、座席車である501は前位側のトアが埋められておらず、比較的原型に近いのかなと思います。
タブレットキャッチャー保護板の有無は再現してみました。バランサー点検蓋も付いている車といない車があるのですが、今回はオミットしています。
●屋根

屋根上は製品のモールドを全て削り、埋めなおした後にアンテナ、ベンチレーター、信号炎管を設置。
北海道の気動車は屋根がごちゃごちゃした印象があるのですが、このミッドナイトは反対に殆ど何もなくて、独特の雰囲気を醸し出してますよね。
屋根を見ただけではっきりわかります。
●妻板

妻板は製品のものとまったく違うことから、屋根と同様にモールドをすべて削り、551は窓埋めをした上で各パーツを取り付けました。
配電盤やゴミ箱の出っ張りはプラ板から自作し、手すりやステップを植え直しています。
ジャンパ栓の窪みを作るのが難しかったですね。
初めて気動車の世界に足を踏み入れましたが、細かい差異があり、非常に楽しいものだと再認識できました。
今回製作したミッドナイトも3両すべてに違いがあり、それを再現する面白さは病み付きになりそうです。
尚、妻板の部分を中心に、正確な実車の資料を入手しきれていない部分がありました。
そのため、実車と異なる場合がありますのでご了承ください。
最後になりましたが、ミッドナイトの製作を推し進めてくれた客車男氏、ありがとうございました。
次回もミッドナイト関連になります。
以下、今回の反省。自虐することで今後につなげようと思います。見るか見ないかはお任せします(笑)
●設計はしっかりやろう

写真を撮るとこの部分が嫌でも目立ちますね。本当に後悔しているポイントです。
この付近はキハ65と斬り継いでいるんですが、仮組の時点からおかしかったのに、強引に接合してやすりがけをしたらこうなっていまいました。
ほかの車もこのあたりはかなり粗が。。
●ヒケ対策と塗装
ドアを埋めた車の中にはヒケてきているものがいて見苦しくなっています。実車もボコボコだったので最悪それで誤魔化せるのですが(殴
塗装についてはやはり近くで見るとゆず肌ですね。
このぐらい近寄っても耐えうるツルツルな表面にしたいです。
他のメンバーは塗装も非常に上手なので恥ずかしくなってしまいます。
今後は今まで以上に時間をかけてやる必要があると思いました。私は不器用なので、時間を惜しまずに人より時間をかける必要がありそうです。
塗装に関しては昔のほうが綺麗に塗れてるんですよね(困惑
缶スプレーをいい加減使いこなせるようになりたいものです。
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- 2016/01/17(日) 23:30:00|
- Bトレ・国鉄/JR
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